「楽しい授業・学級づくり」*"~MMサンプル~*"~*"~*"~*"~*"~*"~*"~*"~*"~*"~*"~ 「楽しい授業・学級づくり」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「これからの新しい教育を考える」 2004年4月4日発行:第30号 メールマガジン 「楽しい授業・学級づくり」 編集・発行 菊池 省三 (毎月第2第4金曜日発行予定) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 新年度がスタートしました。 子ども達との出会いが楽しみです。 北九州地方は7日が始業式です。 「子どもの前に立つ」ということの重さ、 厳しさを感じています。 子ども達にとってよい教師でありたいと思っています。 「楽しい授業・学級づくり」第30号をお届けします。 菊池 省三 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆INDEX◆ 【1】楽しく伝え合う学級づくり(29) 「『伝え合い学習』の年間プログラム」・・・・・・・・・・・菊池 省三 【2】小学校でつけておいてほしい力(8) 「正しい言葉遣いをする力」・・・・・・・・・・・・・・・・恒住 典子 【3】トトロ 見つけた!(11) 「より深いリコーダーの授業を目指して(5)」・・・・・・・原田 耕一 【4】よい授業を創りたい(5) 「初めて子ども達の前に立ちます」・・・・・・・・・・・・・山田 華絵 【5】『サークル便り』(1) 「子ども達とこんな出会いをしたい」 「教師の行為を考える」・・・・・・・・・・・・・山田 華絵 「三つの心を育てたい」・・・・・・・・・・・・・川浪 美佳 「2年前の気持ちを思い出して」・・・・・・・・・松原 裕代 <編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ******★☆★**************************** 『楽しく伝え合う学級づくり』(29) 「『伝え合い学習』の年間プログラム」 菊池 省三 ************************************* 2月上旬、子ども達にアンケートをしました。「話すこと」「聞くこと」を中心と した教室実践に対する、子ども達の意識調査でした。 私の学校では、年間20時間程度の「伝え合いの学習」を総合的な学習の中で行っ ています。年間プログラムを作成し、各学年で実践しているのです。指導の段階は、 以下のようにしています。 第1段階「構成的グループ・エンカウンターの要素を取り入れた人間関係づくり」 第2段階「会話、対話を楽しむ」 第3段階「スピーチを楽しむ」 第4段階「プレゼンテーションを楽しむ」 第5段階「ディベートを楽しむ」 各学年のプログラムの進め方は、 ○ 全学年第1段階からスタートする。 ○ 1、2、3年生は、第3段階まで ○ 3,4、5年生は、第4段階まで ○ 5,6年生は、第5段階まで ※発展として次の段階に進むことは可能である。 としています。 また、「年間プログラム」運営上の10のポイントを決めて実践してきました。 その1:指導が軌道に乗るまでは必ず教師が教室にいる。 その2:教師がまず手本を示す。 その3:よいところを見つけてほめ、はげまし続ける。 その4:学期の終わりには、互いの成長を認め合う会をする。 その5:学級経営と同時進行で進めるバランスを持つ。 その6:「型→自由→型→自由→」のサイクルで指導をくりかえす。 その7:「話すこと・聞くこと」を意識した学級目標づくりからスタートする。 その8:1時間の授業で指導する技術を一つにしぼる。 その9:ビデオなどを利用して自己モニタリングをさせる。 その10:話す態度や声の調子は速成指導をしない。 アンケートの中に、「そのような学習が好きか嫌いか、その良さ、学習の自分の変容」 といった内容がありました。以下は、私の学級のアンケート結果の一部です。 ○「伝え合いの学習」は、楽しいですか? とても ・ やや ・ あまり ・ ぜんぜん 結果は、 とても=24人 やや=7人 あまり=2人 ぜんぜん=0人 でした。 肯定的な評価をしている子ども達の主な理由は、 ○積極的になってきたから ○お互いに表現したり理解したりして仲良くなれたから ○自分に自信がついたから といったものでした。 この学習によって、「他者理解」と「自己拡大」が進むと考えられます。 新年度は、本年度に性格にデータのとれなかったところを中心に実践を深めていく 予定です。 ******★☆★**************************** 『小学校でつけておいてほしい力』(8) 「正しい言葉遣いをする力」 恒住 典子 ************************************* ・・・・・・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・・・ |